親毒の後遺症6
インコさんと暮らして55日。
インコさんの食欲が旺盛。
セキセイインコの餌は、体重の10%位と言われているが、生後10ヶ月までは成長するので、もっと多くてもいい、と聞いた。
皮付きの粟をあげていると、皮が食べ残しになるから、えさ箱をチラッと見ただけでは、
えさがちっとも減っていないように思える。
しかし、よく見ると、食べ残しの皮ばかりだったりする。そんな時は、出せ出せアピールが、いつもより、大きな音を立てている気がする。
インコさんの意思とその行動には、
ブレがない。
迷いがなく潔い。
毒親育ちの飼い主は、
自分の決断に自信がもてず、
余計な苦労をした。
ダメだしばかり、されたから、
「自分が正しいことをしたのか」
「自分が正しいことをできるはずないから、
確認しろ」
と、潜在意識で思い込まされていたようだ。
仕事でも、自分で判断したことだと
合っているかどうか不安で、
何度も確認した。
ほとんど、直すことはなく、
確認は、しなくてもよかった。
そんな時間の使い方をしていると、
他の作業に振り分ける時間が足りなくなる。
そこで、残業したり、休日出勤したり、
社畜に近かった。
転職しても、職種は変えていないから、
経験積んだから、今は迷いなく出来るように
なったけど。
自分を喜ばす買い物もできなかった。
何時間もかけて買ったのに、使い始めるとしっくりこない。だから、愛着もわかず、大切に出来なかったことが多い。
「ダメな自分は大切にする価値はないから、
持ち物も大切に扱えなかった」
インコさんと暮らし始めてから、
インコさんと一緒に過ごす時間を
長くしたいし、
インコの知識を集める時間が多くなり、
買い物にかけられる時間が減った。
すると、迷う時間が減って、
後悔するような買い物をしなくなった。
インコさんを見ていると、
迷わない行動が上手になる。
