親毒の後遺症5
2024年12月28日
インコさんと暮らして54日
インコさんは、放鳥すると、相変わらず、あちこちガジガジかむ。
ペットボトルのフタや、
鈴が中に入ったプラスチック製のボール
のおもちゃ には、目向きもしない。
最近は、ビジネスバックのファスナーなどを
かじるようになった。
味を感じているのか、飽きない様子。
体に悪い染料でもあったら、と気が気でない。
でも、無理に引き剥がすことはできないから、結局、気がつくと、ガジガジしている。
会社で、ペットオーナーズクラブがある。
飼っているペットの写真や動画をシェアする集まりだ。
その中に、
「自分の子供よりも、ペットが可愛い」
と言う人が何人かいて、ちょっと驚き。
自分のインコさんへの思いは、
そこまでじゃないから。
一緒に暮らして、
できるだけ楽しくいられるように、
苦しみが少なくなるように、
いつも思っているのが、インコさん。
毒親に植え付けられた人嫌いが
染み付いていたから、今まで、
人間関係の距離感がバグっていた。
基本は嫌い。
だけどその反動で、一度気にいると、発達障害の特性である、馴れ馴れしい態度をとってしまったり。
これまた別の、発達障害の特性である、
こだわりが特定の人に向けられると、
なかなか冷めかったり。
気に入った食べ物を、毎日食べ続けることだってあった。
何かに依存しやすい性格だった。
それが、インコさんには、依存していない。
苦い経験を通して、ようやく毒親の毒が消えて、精神的な発達が追いついてきたのかな。
と、ちょっと嬉しくなった。
