自尊心と共感力

2025年01月14日

インコさんと暮らして71日。


インコさんは、放鳥の後、ケージにすんなり戻る。


分かりあっていると思えるのは、実は、

これだけ。


他には、残念ながら、懐いているとは、

感じられない。



わざわざ買ったおもちゃは見向きもしない。


放鳥すると、かじるかじる。

紙やペン、カーテンにタオル、ゴミの入った袋まで。

ちょっと目を離すと、かじっている。


今日は、壁紙をかじって、粉にしているのを発見。


飼い主は、それに対して、

「壁紙を食べていないだけ、よかった」と、

意外にも、ポジティブ解釈をする。


小鳥でもペットを飼っていたら、部屋を借りて住むのを、断られる理由がよくわかる。


過去の飼い主も、


「何でこんなことするの?」と、


言葉のわからないインコさんに、

わかってほしいと、共感を求めて、

イライラしたかもしれない。


「わかってくれない」

と、思ったら、気分を害していたから。


何で、あんなにわかってほしいと

強く求めていたのか?


今になって思うのは、こんなこと。


「毒親に否定ばかりされたから、

自尊心が育たずに、小さく縮んでしまっていた。


その自尊心を、他人に高めてほしくて、認めてほしいと、渇望したのではないか?」


そんな他人に期待してばかりだから、

自分が何を言えばいいかに気を取られて、他人が何を思うか?なんて、気を配る余裕がなかった。


今は、自分のことを、他人にわかってもらえる限界がわかってきたし。


それに、他人にわかってもらっても、

もらわなくても、自分の価値は変わらないと、思える。

自己肯定感がどういうものか、

ようやくわかってきた。


そうなると、逆に、

自分が、他人のことを理解するのは、難しいことも、すんなりわかる。


だから、他人の考えを聞いて、

「あなたは、そう考えるのね。」

と、他人に共感できる。


インコさんを通して、自分が変わったのがわかる。
 

カーテンも噛む
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