瞑想は気持ちを満たしてから

2025年02月04日

インコさんと暮らして92日。


インコさんは換羽期真っ最中。


インコさんの頬や頭に筆毛が、

また増えた。

尾羽も抜け落ちた。


ケージの入り口を開けても、 

すぐには出てこないのも

数日前から変わらない。


フェイントかけて、遠ざかるから、

入り口を閉めようとすると、

近づいてくる。


「拗ねているみたいで、面倒くさ」

と、ちょっと思うけれど。

全身の羽根が生え変わるのは、

きっと落ち着かないだろうから、

そのまま、入り口を開けておく。


まもなく、素早い動きで近づいてきて、

部屋の中へと飛び込んでいく。


後は、いつもと変わらない放鳥タイム。


人間でも、どうにも落ち着かない時ってあると思う。


大災害や事故に巻き込まれたり、

大切な人やペットが亡くなったり、

普段は起こり得ない非日常的な外傷を体験した直後は、落ち着けというのは無理なこと。


しかし、子供の頃から、親に虐待されて育つと、いつもビクビク不安だし、緊張するし、焦るから、落ち着くのが難しい。

落ちつかないのが日常になる。

だから、発達障害の多動性の特徴があると思われる。


落ち着かないのがいつものことになってしまうと、人から、「落ち着いて」と言われても、どうしたら落ち着けるのかがわからない。


こんな時に、瞑想してみたら、

ひどいことになる。


「呼吸に意識を向けて」と

言われても、過去のいやな思い出や、

今抱えている人間関係の悩みとか、

将来の不安とか、

様々な思いがとめどなく湧いてきて、

ますます、緊張して不安に拍車がかかってしまう。


まるで、落ち着かない、換羽期のインコさんみたい。


瞑想するには、落ち着くことを知って、気持ちが満たされることの経験が必要だと思う。


 

ツンツン筆毛が出てきた
ツンツン筆毛が出てきた