毒親の解毒剤としての会社

2025年01月29日

インコさんと暮らして86日。 


朝は、放鳥なしが定着したみたい。


コートを着た飼い主が、

インコさんに

「行ってきます。」

と、声をかける。


ちょっと前なら、

ケージの柵につかまって、

顔を上下動かして、

出せ出せとアピールしていた。


でも、ここ数日は、

止まり木の上でじっとしている。


その代わり、帰宅後は、長めの放鳥タイム。


今日は、すぐに出てきた。


インコさんは、落ち着いてきたのか、あきらめたのか?


飼い主は、悪くないと思える平穏な時間を過ごしている。


飼い主が、会社に入る前は、こんな穏やかな時間はあっただろうか?


親に虐げられて、いつも不安でおびえていたから、学校でも、いじめられたり、軽くあしらわれていた。


学校なら、自分を責めていれば、それで済んだ。自分が嫌な思いをして、感情を押し殺していれば、誰にも何も言われなかった。


しかし、会社にはいれば、違う。


自分の仕事を、誰かが待っている。

いい加減な事をすると、誰かに迷惑をかけてしまう。


仕事の仕方をきちんとわかっておらず、

「自分は、まあまあの出来。
100点満点なら、60点ぐらいの出来だから」

と、甘い考えをしたら。


他の人は、60点の仕事なのに、100点の仕事だと、疑いもしないで受け止めて、

大間違いをしてしまいかねない。


自分のチームのため、会社のため、

きちんと仕事しなければダメ。

 

学校に通っていた時、よく思っていた、


「こんなこと、質問したら、恥ずかしい」

「こんなこと、言ったら、嫌われないかな」


なんてことは、会社ではNG。


今まで言い慣れていなかったら、

口に出すのがちょっと怖かった。


でも、一度言ってしまえば、なんとかなる。


会社に入ってから、気の弱さがなくなってきた。


会社を利用して、毒親の解毒ができている。


早く出してよ。
早く出してよ。