意見の批判は、人格否定じゃない

2025年01月21日

インコさんと暮らして78日。


朝、一本早い電車に乗ると、ほぼ座れるほど空いていることがわかったので、インコさんの放鳥は、会社から帰宅後の1日一回にした。


すると、飼い主の心を知ってか知らずか、

出せ出せと、ケージを揺らす音がすざまじい。


どんなにインコさんが騒いでも、

仕方ない。

飼い主は、そそくさと、会社に行く。


ちょっと前までは、毒親の後遺症?なのか、インコさんに嫌われたらどうしようか、

気弱に考えていた。


今は、インコさんのわがまま、したい放題を許すことだけが、インコさんへの愛情表現とは思えなくなった。


なんだろう。


会社でも、人がしたこと、考えたことは、その人とは別なんだけど、一緒にされることが多い。


あの人の意見だから、正しい。

(あの人は仕事が出来る人だから)


この人の言うことは、間違っている。

(この人、何となく気に入らないから)


このような事は、大人しかいない会社でも結構ある。


だから、人間関係がわかっていると、

会議の進行が予想ついてしまう不思議なことが起こる。


こんな状況でも、会社が成り立つから、

正解は一つに決まっていないのでしょう。


毒親と暮らしていた頃は、自分の人格も、自分のすることも、全て悪いと、思い込まされていた。


でも、それは違う。


会議を上手にリードできたら、

あからさまに否定せず、

誰の気持ちも害せずに、

別の結論に、みんなが落ち着かせることができる。



会社に入って、さまざまな立場の人を見て、ようやく、他人の意見を批判することは、

その他人の人格を否定することとは違う。

と、ようやく、わかってきた。


親から離れて、会社員という、自分だけで暮らせるIDを手に入れることは、親の毒を解毒してくれる。
 

出して、放鳥させてよ!
出して、放鳥させてよ!