卒アル断捨離

2025年01月09日

インコさんと暮らして66日


インコさんに、みかんを食べてもらいたくて、一房、近づけてみた。


前にも、一度、あげようとしたのだけど、

ギヤーと鳴いて、飛び立ってしまった。


その頃から、数週間経っているから、

今回は食べてくれるかな?

と期待した。


結果は、

全く同じ。


すぐに逃げ出した。


噛むのが大好きな割に、

自分よりちょっと大きな物が、怖いらしい。


ちょっと小心者のインコさん。


ずっと大きいのに、よく噛まれる飼い主は、

噛まれるだけ、親しまれていると、

ポジティブに解釈しよう。


(ちょっと無理があるかも、しれない。)


食べる瞬間を狙って撮ったインコさんの写真が、たくさんになった。


食べてる瞬間もない写真が多すぎて、サクサク、インコさんの写真を、整理した。


すると、他にもインコさんのよくわからない写真が、たくさん見つかり、インコさんの写真を断捨離した。


断捨離しながら、ふと、

66日の何十倍も古い飼い主の写真は、
どんな意味があるのか、

疑問に思えた。


子供の頃の思い出は、楽しいよりも、

イヤなことが多い。

卒アルは、引越しても、いつも当たり前のように持ってきたけれど、

開いたことはほとんどない。


卒アルは、本棚の中で一番古く、

色あせて、埃っぽい。


ひょっとして今開いたら、

いい思い出が突然、思い出されて、

ワクワクするかもしれない。


でも、仮にそうだとしても、そうなったら、

過去の昔話に酔いしれる、

今の人生を楽しめない残念な人にならない?


同じワクワクすることなら、今あるもので楽しみたい。


そう考えたら、卒アルは必要ではないと

思えてきた。


そっと手放すことにした。


空いた空間が、清々しく思えた。