信頼はお金で買えないけど。
インコさんと暮らして91日。
今日のインコさんは、
ちょっといつもと違った。
出せ出せと、えさ箱の端から端に行ったり来たりして、アピールするのは変わらない。
けど、
ケージの入り口を開けて、手を差し入れても、乗ってこないし、あろうことか、避けるように飛ぶ。
諦めて、閉めると、
また、出せ出せアピールする。
遊んでいるのかも?
と、飼い主は付き合う。
出せ出せアピールが3回目になった時、
入り口を開けたら、いつものように、飛び立ってきた。
「よくわからない」
正直な感想。
でも、わからないからといって、
追い出したり、捨てたりはしない。
インコさんも、(きっと)そんなことは、思っていないでしょう。
口にだしたわけでも、約束したわけでもないのに、そんなことはしないと、暗黙の信頼があるのがインコさんと飼い主の関係。
人間関係が難しいのは、
お金をかければ、かけただけ、
長く話をしたら、しただけ、
何かをしてあげただけ、
良い人間関係になる、
なんて言えないから。
逆に、
長い付き合いだったのに、
たった一言、口が滑っただけで、
終わる人間関係。
急にお金持ちになってしまうと、
生活水準が変わって、
あんなに何でも話せた旧友と、
話が合わなくなって、
付き合いが消える。
いつまでも、仲良くしたいなら、
同じような生活をするほうがいいけれど、
相手が同じ気持ちでいるかどうかは、
わからない。
相手のために、いつもと変わらない生活をしていたのに、
その相手が急に離れてしまうこともある。
そうなったら、後悔と憎しみが生まれかねない。
信頼関係は、お金で買えない貴重なもの。
でも、その関係を続けるためにできるのは、
しがみつくことじゃない。
貴重だけど、執着は禁物。
どうしたらいいいのかな?
自分が本当にしたいと思って、
相手にも自分に対するのと同じように
誠実でいれば、
自分が出来ることはしているから、
後悔しないだろう。
結果がどうなっても。
