ポイントに踊らされる

2025年01月20日

インコさんと暮らして77日。


今日は在宅で仕事。

在宅で仕事するのは、自宅でのんびり自分の好きなように仕事ができるイメージがある。


しかし、今日は、締切に間に合わせるため、

会社までの通勤時間も惜しいくらい、突然仕事が降ってきた。


インコさんの放鳥をしないで、ひたすら、パソコンの画面とキーボードに向かい、時々メモとり、をしている。


インコさんは、飼い主がいると、必ず放鳥すると、思い込んでいる。


だから、ずっと、ケージの中で

バスケットボールのピボットのように、ぴょんぴょん飛び跳ねながら、向きを変えて、出せ出せアピールをする。


途中で、ビデオチャットがあって、うるさいと困るから、他の部屋に退散してもらった。


夕方になって、ようやく終了。

インコさんのケージを定位置に戻す。


ほっと息をつき、お茶を飲みながら、ゆうゆうとメールを確認する。


すると、行きつけの飲食店から、 

ポイントがまもなく失効することを知らせるメールが来る。


溜まったポイントは1900ポイント。

これが何円になるか、わからないけれど、

1900円だと、勝手に脳が解釈して、

予約を取ろうと手が動き出す。


しかし、予約できる日時と予約できるメニューが合わない。少しイラつくと、通販メニューが目に映る。



そこで、何か買いたいものはないか、スクロールする。

試してもいいなと食指の動くものがいくつかあり、買い物かごに直行。


そして精算へと進む。

すると、1ポイントは、1円でなく、4ポイントで1円に換算されることがわかる。

これでは、送料にも満たない。


「どうしよう」

と、手を止め、唸っていると、


ガブッ、

左足の親指の爪先に、噛まれた痛みが走る。


インコさんが、

「こっち見てよ」

と言うかのように、

ガジガジ、飼い主の足を靴下の上から噛み続け、厚めの生地を突き抜けたのだった。


「ごめんね。今日はちっとも相手出来なかったね」


飼い主は、冷静になり、ポイントに釣られ、無駄な買い物をしそうになった自分を、恥ずかしく思う。


無理に買い物しようと、踊らされるポイントは、思いきって断捨離していいかも。


愚かな自分に気づかせてくれたインコさんに、感謝。
 

無駄遣い考えないで、早く出してよ
無駄遣い考えないで、早く出してよ