シロクロつけると辛くなる
インコさんと暮らして80日。
朝、出かける時、不機嫌な声でピロロって鳴かれた。
「嫌われたかも」
と、飼い主は気になったが、
家に帰ると、いつもの出せ出せダンスをしていたので、ホッとする。
この、すぐに好きか嫌いかを判断したがるのも、発達障害の特徴の一つとして、とらえられることがある。
ゼロか100か、
正義か悪か、
白か黒か、
グレイゾーンや中間点、曖昧にできない考え。
会社では、上司や周りの期待に応えるように仕事をしなければならないのに、この白黒つける思考でいると、自分が納得できるまで、仕事が進まない。
だから、自分の個性的な考えをなるべく押し殺して、仕事をすることになる。
こうして言葉にするだけでも、きゅうくつだ。
なぜこのシロクロつけたがる考えが自分のスタンダードになったのか?
飼い主の場合は、人の好き嫌いなら、嫌いな人が、多い(ような気がする)。
嫌いな人に囲まれて、毎日8時間も過ごすのだから、会社勤めも辛いわけだ。
発達障害の特性なら、仕方ないと諦める?
飼い主の場合は、毒親に好きと言ってもらえなかったから、その反動で、自分から好きにならないと抵抗して、より強く、好き嫌いが激しいのかもしれない。
しかし、その嫌いという、ネガティヴな感情を発生させて、エネルギーを消耗させるのは、より、不注意になって、自分のパフォーマンスを下げるだけだ。
ここで考える。
「なぜ、嫌いな人と一緒にいるのか」
???
「会社で仕事をするため」
だったら、飼い主のお給料も、彼らの協力があるから支払われるのだ。
だから、彼らには感謝してもいいはず。
スーパーのレジで、ぞんざいな対応されても、
駅の自動改札機が急に故障して通せんぼされても、
無事に買い物ができたら、
電車に乗れたら、
そんなことは、すぐに忘れてしまえる。
会社の人にいやなことされても、スルーできたら、すぐに忘れられたら、それで良くないか?
幸い、上司とはうまくやれている。
いやなことされるけど、嫌いにもならない。
取るに足りない存在だ、と、彼らをとらえららたら、会社が辛くなくなると、思えてきた。
