おとなの自分軸2

2024年12月21日

インコさんと暮らして47日


放鳥時のインコさんの、飛翔範囲が広くなってきた。

ケージから出ると、円を描くように飛ぶ。

その旋回する円が、大きくなってきた。


気持ちよさそうで、飼い主は、見るだけで、

自分も飛んでいる気持ちになれる。


「もう一回飛んでみて」

飼い主が、調子にのつて頼んでも、

インコさんは、しない。


インコさんの自分軸は、本当にブレない。


飼い主は、親の顔色ばかり気にして育ったから、(そうでなかったら、おとなになれなかったかもしれない)


他人にどう思われるかばかり気にしていた。


たとえば、レストラン。

オーダーする時、周りに勧められると、他のものを、食べてみたいと思っていても、断われなかった。


友達に本を貸して、1か月経っても返してくれない時でも、嫌われたくなくて、なかなか、催促できなかった。


つまり、

気が弱かった。


その後、おとなになって、会社に入ると、

他人からの自分の評価を気にしていた。


頑張って仕事をしても、他人から評価されるまでは、不安だった。

気まぐれな上司の命令に振り回されて、

昇進も昇給もなかった。


転職したら、知らないことばかり。上司も大切だけど、同僚の協力がないと、仕事を上手くこなせない。

上司と同僚が違うことを言うと、どうしたらいいかわからない。


こんな経験を繰り返して、ようやく、

他人の評価を気にするのは、馬鹿らしいとわかる。


だから、今は気にしない。

それで、会社で上手くいく。


会社は利益を上げるために作られているから、
その視点に立てば、自分の仕事を
 自分がしやすいように変えても許される。


会社の利益を考えた、自分軸なら、

ブレずに自分らしくいられる。

おとなの自分軸には、自分だけよければいいというわけにはいかない。