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ほっとした飼い主は、何を買おうとしていたのか、すっかり忘れてしまった。

さっさと、ケージから飛び立ち、飛びまわり、
飼い主がペンを取って、文字を書くと、ペン先をかじろうとする。

飼い主が、会社に入る前は、こんな穏やかな時間はあっただろうか？

飼い主は、いつものように、放鳥するためにケージの入り口を開けて、手のひらを上にして差し入れる。

今日は、インコさんが大好きな放鳥タイムは、長めの30分ほどになる。

飼い主は、見失い探している最中、誤って、インコさんの尾羽を踏んでしまった。

数少ないらしいけど、全く言葉を話さないインコもいるから、それに当たったのかなあ？

インコさんは、換羽期真っ盛りになってきたのか羽が抜けて、部屋のあちこちに落ちている。

家に帰ると、いつもの出せ出せダンスをしていたので、ホッとする。

オスメスの区別もわからない時に迎えたから、言葉を話すかどうかがわかるはずもなく。