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普段はあまり掃除していない所の隅には、ホコリがあるけれど、いつもより、あちこち白っぽい。

指を1本ずつ動かすと、くちばしでつついたり、ぴょこっと飛び移ったり、遊ぶ。

もう何年も前になるけれど、夜中目覚めて、不安になったり、過去の嫌なことを思い出して嫌な気持ちになることがあった。

私の顔を見ると、ケージの中で、一番近くの角にやってきて、ケージの棒に嘴をかけて、

飼い主ガチャにハズレたら、一生可哀想な思いをするハメになる。

インコさんとの暮らしが、落ち着きと静かな喜びを与えてくれる。

もし、それが言葉だったら、ちょっと耳障りな声色でも、もっとうれしい。

ケージの泊まり木より、ブランコが気にいったようで、よく揺られている。

「インコが言葉を覚えるためには、インコに嫌われないことが必要です。」

と言われて、誰もが知っているような会社名を聞くと、悪くない気分。